【氷上の追憶2020 VOL.2】小原巧

桐蔭学園中等教育学校 FW #5 小原巧


去年の1月に決意を書いた時には、本当に時がたつのが早いと感じていましたが、最後の1年はコロナで部活ができない期間があったのもあって4年間の中で一番あっという間だったと感じました。とりあえず、追憶にテーマがあるわけでもないので僕の4年間を振り返っていきたいと思います。まず、1年生。入部のきっかけは家族がアイスホッケーをやっていたからというだけで、ほかの部活は何も見学しに行かず初回の新歓氷上から入部を決めていました。氷上を疾走する先輩方はみんなかっこよくて、早く滑れるようになりたいと同期と競い合いながらも楽しく氷上練習をしていたのを思い出します。1年生指導をしてくださった大西さんや清水さんをはじめとした先輩方が毎回細かいフィードバックをしてくださって、毎氷上で頂いたアドバイスを書き留めたメモ帳は上級生になっても、モチベーションが下がった時などに振り返ったりしていました。

秋大会最終戦、明学との入れ替え戦で敗北して氷上で泣き崩れる先輩方を見て、これほどまでにアイスホッケーという競技に夢中になって熱くなれる先輩方を尊敬するとともに、一体どれほどの努力をしてくれば先輩方と同じくらい熱くなれるのか、そして自分がそれほどまでに努力出来るのか不安になったのを覚えています。2年生になってからは滑れるようにはなってきたものの、プレーに関してはなかなかうまくいかないことが多かった一方で、下級生試合などにも出させていただいてアイスホッケーという競技の楽しさをだんだんと理解できるようになってきた時期だと思います。
秋大会で、昇格ができないと決定してしまってから下級生の育成に方向転換したこともあり、七帝戦ではセンターというポジションを頂いて試合に出ることができましたが、当然活躍することはなく、自分のせいで失点してしまった場面もあり、プレーに関して責任を感じるようになっていきました。

3年生からは氷上での自分のやりたいプレーに自分の実力が追いついておらず氷上でイライラしてしまったりすることが多かった記憶があります。同期たちはうまくなっていっているのに自分は何の成長もしていないような気がして、どうすればいいのかよくわからなくなっていたこともありました。やっと自分たちが主力として公式戦に出場できると思った矢先、活動停止が決定してしまいました。

活動停止期間中の同期との話し合いでは、自分がこの東大アイスホッケー部で何がしたいのか、執行代としてどのようなチームにしていきたいのかといったことを話し合いました。僕はもともとプレーなどに関しても理論立てて、何をどうすればいいのかなど深く考えるタイプではないので、このような話し合いの時間が取れたことは今考えればいい機会だったのではないかと思います。そして4年生になって、これから新たなチームでやっていこうと練習を始めましたが、今度は新型コロナウイルスの影響で活動することができなくなってしまいました。2度目の活動停止で、いつ活動再開できるのかわからない中で、もうこのまま練習も出来ずに秋大会を迎えるだけなら正直もう引退でもいいんじゃないかと思うこともありました。夏から練習再開してアイスホッケーができるようになると、やっぱり楽しくて試合がしたいという気持ちが大きくなっていきました。秋大会では全勝優勝もでき、ハットトリックすることもできたし、京大戦では延長戦の末、PSを決めることができて全試合通してとても楽しむことができました。

話し合いで自分が東大アイスホッケー部で何がしたいのかと考えた時に、自分としては純粋にアイスホッケーという競技をチームのみんなと楽しむということが最も重要な目標でした。もちろん練習はつらいこともありましたが、部員のみんなと練習できるのはとても楽しかったし、練習前後の暇な時間でたわいのないことを話す時間もとても楽しかったです。練習に行きたくないと思う時も、部員に会えばつらいことも忘れて、結局楽しく練習に臨むことができました。後輩達のために出来たことはあまりなかったかもしれないけれど、アイスホッケーを楽しむ姿勢は忘れずに、いつ活動停止になっても後悔しないよう、普段から目一杯部活生活を楽しんでほしいと願っています。この4年間本当にたくさんの人にお世話になりました。尊敬する先輩方、部の雰囲気をいつも楽しいものにしてくれた後輩達、いつも頼りになる同期達、そして両親をはじめとして部活を続けていくに当たって支えてくださった方々のおかげで楽しく最後まで部活を全うすることができました。本当にありがとうございました。東大アイスホッケー部のこれからの活躍を祈っています。4年間ありがとうございました