【氷上の追憶2020 VOL.3】日下智絵

渋谷教育学園幕張 #429 TR 日下智絵


新年明けましておめでとうございます。
昨年もたくさんの方々に大変お世話になりました。
本年も東大アイスホッケー部をどうぞ宜しくお願いいたします。
決意を書いてからちょうど一年経ち、無事に引退を迎えることができました。
決意を書いていた頃は、この一年がこんな形で進むとは考えてもいなかったと思います。
去年決意したことは、試合やチームがどんな状況になっても意識し続けられることにしよう、と思って立てていた目標だったのですが、この状況でも達成できていたでしょうか。
忘れそうな頃にノートに書いては、確認する日々でした。
少しでも自分が、価値のあるチームを作れていたら、部員一人ひとりに対して、またトレーナーとしてのアプローチで、チームにいい影響を残せていたら、と思います。

追憶を書き始めて、少しずつ引退を感じる場面が出てきました。
お正月が終わっても、みんなと会える機会はもうないこと。どんなに頑張りたくても、部活のためにアプローチすることはできないこと。
深夜に家を出なくても良いのは嬉しいけど、あんなに間近で、あんなに週に何回も、アイスホッケーを見る機会はきっとないこと。
そして、一番強く思うのは、結果がどうこうという以上に、色んな方への感謝の気持ちが溢れるようになったことです。
もちろん、筑波に勝てて、Ⅲ部圧倒優勝ができて、Ⅱ部で戦えるチームかはまだわからないけれど、手応えもあって。
先輩方がそれぞれの年に掲げていた目標、願ってきたこと、蒔いて育てて下さったものを、こんな状況でも刈り取ることができたシーズンでした。
こんなにほっとした気持ちで引退を迎えられたのも、選手たちが結果を掴み取ってくれたおかげだと思います。
この結果になったからこそ、結果に気を取られず、感謝の気持ちにどっぷりと浸れるのだとも思います。
それでもやはり、引退を一番強く実感したのは、今まで感じていたよりも遥かに大きな感謝の気持ちでした。
現役で関わった先輩、後輩、同期、ゆきちゃん。
監督、コーチ陣、OBOGの皆様。
スケートリンクの方々。
大学や運動会職員の方々。総務の同期や後輩たち。
都連の皆様。
合宿先の、釧路や花巻の皆様。小笠原さん。
庄司さん。山手クリニック。テーピングセミナーの先生。
WARRIORSのトレーナーの方々。
千葉国体チームの皆様。
Tokyo Ice Hockey Channelの方々。
部活を配慮してくれた友達。
部員の保護者の皆様。
そしてもちろん自分の母や父。
全て書き切ることはできていないかもしれません。
色んな方々に、それぞれの形で助けていただいていたからこそ、無事に4年間を走り抜くことができました。
本当に、本当にありがとうございました。

そしてもう一つ。
引退と口に出していてわかるようになったことがあります。
この部にいた意味となるものは、このメンバーとの思い出だ、ということです。さとかいさんが、引退される納会でおっしゃっていたことでした。
当時2年生でそのお話を聞いた時は、あまりピンと来ていませんでした。
しかし、やはり引退と言われると、思い返すのは部員との記憶や関係で、それらの全てに価値のあるものだと感じるようになりました。
当たり前のことですが、誰一人として、記憶に残らない部員はいません。
江口さんは、最初上クラとしてお会いしました。テント列では振り切ってしまいましたが、オリ合宿でのバスが隣になったことがきっかけで、アイスホッケー部に出会うことができました。
竹村さんは、選手とマネージャーしかなかったアイスホッケー部に、トレーナーとして入れてくださるように掛け合ってくださいました。竹村さんはその後も沢山のきっかけを与えてくださる方でした。
輿石さんは、主将として沢山の大変なことがある中で、新しい役職として私を受け入れると言ってくださいました。その後も色々とよくわからないことをしていたであろう私たちを、楽しく、優しく見守ってくださいました。
知夢さんは、入部前に輿石さんや竹村さんと一緒にお会いした時は無口な印象でしたが、夏合宿のオフ前の食事会の時にとても明るく話してくださって嬉しかったのを覚えています。
大辻さんは、かなり遠回りの私の家まで、氷上後送ってくださいました。初めは緊張しましたが、とても優しくしてくださいました。今でも隅田川を渡る橋を車で通るときに、なぜか大辻さんの車のことを思い出します。
櫻井さんは、車で沢山お話を聞いてくださって、家に帰るのすらとても楽しみでした。櫻井さんの代のカラオケに呼んでくださったり、清水さんや陸人と一緒に出かけたのも嬉しかったです。
陸人は、帰る車がきっかけで話しやすくなって、最初から最後まで、どうでもいいような話も全部聞いてくれました。一番無意味に絡みました。だる絡みしてごめん。
涼さんは、最初の夏合宿のオフで一緒に乗った白鳥ボートが座礁して笑ったのが一番の思い出です。
伊与久さんは、総務がきっかけで、(良いことも悪いことも)色んなことを教えてくださいました。
チェさんは、最初からとてもお話ししやすい先輩でした。合宿の控え室でいつもDJをしていて、普段過ごしていてもチェさんが流していた音楽でその合宿を思い出すことがあります。
みのさんは、同じくとてもお話ししやすい先輩でした。本当に垣根を作らずに話してくださる方だなという印象は最初の夏合宿から副将になってからも、ずっと変わりませんでした。
桜木さんは、初めはトレーナー担当として、最後は陸トレ隊長として、ずっとトレーナーに寄り添ってくださいました。一番真剣に、トレーナーのことを考えてくださいました。
大西さんは、一年生担当をしていたこともあって私の同期からとても慕われていて、ホッケーもチームのことも素晴らしくできて尊敬の人でした。大西さんが率いていたDFの雰囲気がとても良いなあと思っていました。
清水さんは、同じく一年生担当をしてくださって、まさしく愛し愛される人だったと思います。去年のチームドリームの4つの柱の一つであった「愛されるチーム」は、私たちの代が清水さんの代に強く影響を受けた表れでした。
貝瀬さんは、部活を辞められてから、バイト先でよくお見かけしました。
河口さんは、マネージャーとトレーナーが難しい時期にあった時に、私たちにあたたかいメッセージをくださいました。後輩のことをとても気にかけてくださる先輩でした。
久禮さんは、一番優しくて、納会中一人でいると必ず声をかけてくださいました。ゆきちゃんとキャンプラにいた時にくれさんが通りかかって、小一時間私たちを笑かして帰って行ったのがとても印象的な思い出でした。
遠見は、入部したときからその運動神経を遺憾無く発揮していて、陸トレでもフォームのお手本になってくれました。野生児っぽさは時折見せるけれど、責任ある仕事はしっかりこなしてくれたおかげで、部活が回っていました。
中澤さんは、陸トレでくれさんや伊与久さんと同じグループになると、しまった、と思うくらい沢山の話を繰り広げていて、笑うのを我慢してカウントするのが大変でした。
のりさんは、二回目の夏合宿の時に、トレーナーも一緒に頑張ろうねと言ってくださって、認めていただいたような気がしてものすごく嬉しかったのを覚えています。
サワデーは、免許を取ってからずっと、帰りの車でお世話になりました。最初は駐車券を入れるのも一苦労だった澤田の成長をそばで見られてよかったです。澤田の話は面白いです。
りささんは、遠征の宿でいつも部屋が一緒になりました。毎回早くに寝てしまう私でしたが、りささんとのお部屋は寝心地がよかったです。目の前でプリンを食べるりささんの姿がいまだに目の奥に焼き付いています。
小椋さんは、途中まででしたが、独特の文章の書き方や感性が面白かったです。
小野塚さんは、いつもえび(腹筋メニュー)のフォームが綺麗でした。腹筋を追い込みすぎて負傷していたのはびっくりしましたが、ストイックな小野塚さんらしいなと思いました。
まなさんは、お洋服や持ち物がいつも素敵すぎて、陸トレでお会いするたびに褒めちぎっていた覚えがあります。引退してからもよく現役を気にかけてくださって嬉しかったです。
田村さんは、陸トレの帰りに駒場から新宿まで一緒に歩いたのが、一番の思い出です。
れいは、2Aから学部で一緒に授業を受けるようになって、それからずっと本当に沢山の時間を過ごしました。私の至らないところも全部わかった上で、それでも話を沢山聞いてくれて、ありがたい存在だと思います。仲良くなれてよかったです。
さとかいさんは、ずっと強くてかっこいいFWでした。最後のシーズンで手首のテープを巻いていた時に、短い時間ですが話しかけてくださったのがとても嬉しかったです。
浅沼さんは、竹村さんと3人でカラオケにご一緒できたのが一番印象深いです。乃木坂の歌を歌ってくださったり、踊ってくださったり、「面白くなるならやる」とその時におっしゃっていたのが、サービス精神の溢れる方だなと思いました。
平田さんは、二回目の七帝の時に、伊与久さんやくれさんたちといらっしゃって、電話で雪合戦をしようと言ってくださった時のことがなぜか一番印象に残っています。
大囿さんは、飄々とした話し方が好きでした。主将になってからも、絶対に大変な仕事であると思うのに、そのそぶりを後輩に全く見せずに全うしてくださいました。
かおりさんは、一つ上のマネージャーの中で一番最初からいらっしゃった先輩として、いつもこの部のマネージャーとしてのあり方を示してくださいました。お話しすると本当に面白くて、初めてご飯に連れて行っていただいた時にはルンルンしながら帰りました。
鈴木さんは、いじられキャラでしたが、陸トレ隊長になってから、メニューなどは任せてくださいつつも、陸トレの責任はしっかり担ってくださる素敵な先輩でした。陸トレ隊長になる前の陸トレで、ゆきと私にこれからよろしくねというお菓子をくださって、とても嬉しかったです!
かんくんは、すぐに落ち込んでしまう面はあったけれど、部員の色んな人に励まされながら頑張っていました。陸トレのメニューにごねつつも、自分のペースで頑張っていました。なんだかんだ許しそうになってしまうのも、かんくんの人としての魅力ゆえでした。
ばらおは、二回目の春合宿のオフの前に、朝まで一緒に語り合ったのが一番の思い出です。あの時間は、4年間の合宿の中でも一番くらいに楽しかったです。笑顔が本当に可愛いので、やたら一緒に写真を撮った記憶があります。
りこさんは、マネージャーの中でも特に雰囲気が柔らかくて、優しくて、カメラをお借りして何回も氷上の写真を撮らせていただきました。いつかマニキュア塗ろうね!と言ってくださったのが嬉しかったです。
りかちゃんは、はじめ新歓で会って、他の大学の新入生ばかりの中参加してくれて、そしてその中でも入部してくれました。学年的に一番下の立場で苦労を沢山かけてしまったかもしれないけど、いつも責任感を持って取り組んでくれて、本当にこんなに良い子に出会えて嬉しかったです。
室は、夏合宿あたりでよく絡むようになって、当時の宮澤監督と3人でクレープを食べた思い出が強いです。
ちさとさんは、本当にたくさん可愛がってくださったと思います。後輩にいつもこまめに連絡してくださって、とても気にかけてくださいました。何度かご飯に連れて行っていただいた時にも、ずっと笑いが止まらないくらいに楽しかったです。
長畑さんは、沢山テーピングの経験を積ませていただきました。馬場でも釧路でも上尾でも、色んなところで足首や腰のテーピングを巻きました。
上中は、最初は茶髪で怖そうだったけれど、夏合宿以降ちょくちょく関わるようになってからとても可愛い後輩でした。トレーニング必要だと思うんですよ、と言ってくれたのが本当に嬉しかったです。
灘さんは、掃除の班で一緒になって、その帰りに車にわざわざ乗せてくださったのが思い出深いです。それまでじっくりお話しする機会がなかった灘さんと本当に色々なことを話せて楽しかったです。
並木は、部活停止中の毎週のトレーニング会で、顔を真っ赤にしながら頑張ってくれたのが印象的でした。自粛期間にも自分で食トレを頑張っていました。
キングは、よく部活でもLINEでも茶番をしました。トレーニングは嫌いだと言いながらも部停中のトレーニング会には来てくれて、ちゃんと追い込んでくれて、感動しました。
髙瀬は、総務も一緒で関わる機会が多くて、本当に仲良くしてくれました。後輩だと思えないくらい、沢山支えてくれました。
ゆまちゃんは、まずこんな先輩の下で一緒にトレーナーとして働いてくれて、寮などの制約もある中部活にコミットしてくれて、そして部停中も自粛中も勉強会に定期的に時間を割いてくれました。ありがとう。
遠藤は、本当に立派に主将を務めてくれて、怖いときもあったけれど、この部の秩序をしっかり守ってくれました。あとはカメラ目線でよく写真に写り込んでいたね。
安東は、練習の帰り道でよく話しました。抽象的なことを話すのがとても楽しくて、安東の考えは聞いていて面白かったです。馬場の氷上後に本郷まで一緒に歩いたのが最も思い出深いです。
小池は、他の同期に比べて入るのがずっと遅かったのに、経験者としてたくさんのことを部に還元してくれました。やはりわんこそば221杯の印象が強いです。
藤田は、最後の春合宿でフェイスオフのパック落としがやたら上手かったのがとっても面白かったです。
岸本は、新歓PVやHPをはじめとして、そのスペックの高さを見せてくれました。岸本がいたおかげで去年の東大アイスホッケー部の広報のクオリティは断然上がりました。
けんは、オンライン同期会でやったゲームが強すぎて、ゲーマーとはこういうことかと、もはや感動しました。
大森は、自粛期間ほぼ毎日開いていたオンライントレーニング会に本当によく参加してくれて、心が救われました。
稲垣は、途中まで怪我が多く不甲斐ない気持ちでしたが、自粛後「ちえさん、僕怪我してないです!!すごくないですか?」と嬉しそうに言い続けてくれたのがとても可愛かったです。自粛明け、スタッフが私しか参加できなかった期間には、一番積極的に手伝ってくれました。
松井は、経験者として、個人技はもちろん、チームを俯瞰的に見て色んなことを教えてくれました。去年のシーズンは松井のおかげで、気持ちよく終えることができました。感謝してもしきれません。ジャンボリミッキーも楽しかったです。
中村は、入部したてなのに即戦力として、一橋戦では特に活躍してくれました。練習の時も、新入生と感じさせないくらい普通に話しかけてくれて、嬉しかったです。
門脇は、最後の最後に澤田の車で帰ることが多くなり、千葉カーに新しい風が吹いて面白かったです。
松本は、いつも一人でいたけれど、話しかけると淡々と面白いことを言うので楽しかったです。西武新宿線で会う人は松本くらいしかいなかったので嬉しかったです。
中川は、いつも優しくて、最後私たちの引退を一番くらいに寂しがってくれて、それが嬉しかったです。
ななさは、最後の一年、二人でスタッフの最高学年になってから本当によくしてくれました。私には至らないところが多かったけれど、ななさが沢山サポートしてくれて、色々考えてくれて、だからこそなんとか最後までやってこられました。
そして最後に、ゆきちゃんは。
二人でトレーナーとして最初に入った時は、引退の時のことなんか全く思い描けなかったけれど、なんとかこうして形になりました。一緒に部活をしていた時にも、ゆきちゃんが別の道に進んでからも、沢山迷惑をかけたし、沢山支えられました。私はゆきちゃんと一緒にこの部に入って、よかったと思っています。

部員全員と、それぞれ印象深い出来事があります。
皆がそれぞれ、同じ出来事を覚えていてくださったら嬉しいし、思い出すのが違う出来事だったら面白いなと思います。
そして、願わくは、この繋がりがこれからもずっと続いていけばと思います。

やはりカッコいい文章にはなりませんでしたが、これが私の追憶です。
幸せな4年間が、今後も残りますように。