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ABOUT US

東京大学運動会スケート部アイスホッケー部門は、1924年創部、東京大学運動会の中でも最も伝統ある部活のひとつです。2024年現在スタッフ・プレイヤーあわせて34名の部員が在籍しており、チームの運営から作戦の立案にいたるまで学生が主体となって活動しています。プレイヤーの過半数が大学に入ってはじめてアイスホッケーに触れた初心者で氷上で動くこともままならない状態から広いリンクを自由に駆け巡れるようになるまで4年間技術を磨きます。

2024年現在、東大アイスホッケー部は関東大学アイスホッケーリーグにおいてDivisionⅡに所属しています。DivisionⅡはスポーツ推薦入学の無い大学にとって最高峰のリーグであり、経験歴の長いプレイヤーと大学始めのプレイヤーが力を合わせてその頂点を目指します。また全国七大学アイスホッケーリーグにも参加しており、2021,2022,2023年度大会では全て全勝優勝を達成するなど実績を残しています。

WHAT IS HOCKEY ?

アイスホッケーなんて雪国でしかやっていないスポーツ、そんな風に思っていませんか?実は都内だけで通年スケートリンクは3箇所、アイスホッケー部のある大学は30校以上あり、環境は十分に整っているんです。そんなアイスホッケーがどんな競技なのか、簡単に紹介します!

アイスホッケーの魅力 その1

圧倒的なスピード感

陸上競技とは比べ物にならないスピードで動くことができるうえに、シュートの速度は160km/hを超えることもあります。また、絶えずプレイヤーの交代が行われるため試合展開も目まぐるしいものになります。

アイスホッケーの魅力 その2

激しいコンタクト

ルール上ボディチェック(体当たり) によってパックを奪い取ることが許されており、その迫力も大きな魅力です。ただし、きちんとルールに則って行う必要があり危険なコンタクトは反則により退場となります。

ルールの基本

「パック」と「スティック」
他の球技のボールにあたるのがパックと呼ばれるもの。ツナ缶ほどの大きさで、黒い硬質ゴムからできている。これをスティックで打ち合ってゴールを狙い得点を競う。

 

ホッケーリンク
幅約30m・長さ約60m、バスケットボールのコートが4面収まるほどの広さで、周囲は高さ1mほどの透明なボードに囲まれる。他の球技と異なりゴール裏を使ってプレーできるのが大きな特徴。

 

20分×3ピリオド
各ピリオド間には製氷車による製氷作業が行われる。引き分けの場合は、ペナルティ・ショット・シュートアウト( サッカーでいうペナルティ・キック) で決着がつけられる。

 

プレイヤー5人 + GK1人
プレイヤーはいつでも何度でも交代することができ、1回あたりの滞氷時間は長くても60秒程度にすぎない。これは運動量が多く体力の消耗が激しいためで、10~15人ほどが絶えず入れ替わりながら出場する。

 

反則すると原則2分間退場
故意でなくとも危険なプレーを行った場合、リンクサイドのペナルティ・ボックスに閉じ込められてしまう。退場の間は5人vs4人となり「パワープレイ」と呼ばれる得点のチャンスが生まれる。

HOCKEY LIFE

東大アイスホッケー部は週2~3回の氷上練習及び週1~2回の陸上トレーニングを中心に活動しています。氷上練習は夜遅い時間帯になりますが、1回あたり90分間にすぎず、練習までの時間を学校の課題やアルバイトなどに有効活用できるといった利点もあります。授業・就活関係での遅刻や欠席は認められているほか、テスト期間を考慮したスケジュールが組まれるなど学業との両立もサポートされています。

※週間スケジュールの一例。リンク枠の都合上、火曜日以外の平日や日曜日に氷上練習が入る場合もあります。オフ等についてはQ&Aをご覧ください。

氷上練習

  • 週2~3回
  • 夜遅い時間帯(23:00~)、1回あたり90分間
  • 東伏見・千駄ヶ谷を中心に、篠崎・新横浜・南船橋など

氷上練習は活動のメインであり、防具を着てホッケーができる貴重な機会。フィギュアの団体や中高生のホッケーチームとの兼ね合い上、大学生・社会人のホッケーチームは夜遅い時間帯にリンクを貸し切って練習しています。終電がない場合は近くに住む部員が車で家まで送ります。

陸上トレーニング

  • 週1~2回
  • 5限後(19:30~)、1回あたり約60分間
  • 駒場キャンパス 第1グラウンド

地道に体作りを行う陸上トレーニングも勝つために重要な練習。大会時にベストなコンディションに持っていくことを見据えてトレーニング計画が練られ、オーソドックスな筋力トレーニングからホッケーの動きに特化した特殊なトレーニングまで様々なメニューに取り組みます。

年間スケジュール

大会期間は大きく分けて春と秋の2 つあります。特に秋大会(関東大学アイスホッケーリーグ戦) はリーグ昇格を懸けた最も重要な大会となります。練習で培ってきたものをすべてぶつけ、ひたすらに勝利を目指します。双青戦は60 年以上にわたって続く京都大学との伝統の一戦であり、4 年生はこの試合をもって引退となります。

春休み・夏休みに行われる合宿は、アイスホッケー部最大のイベントです!自然に囲まれた釧路で、テスト期間の鬱憤を晴らす絶好の機会です。1 日2 回の氷上練習にくわえ、ビデオによる分析・ミーティングによって技術の飛躍的な向上を目指します。オフの日にはレンタカーでドライブに行き、ご当地ならではの観光やグルメを楽しむことができます!

TEAM STAFF

#男女問わず募集中
#他大学歓迎
#新2年生歓迎

チームの活動に必要不可欠なのがスタッフの存在です。基本的にすべての練習に参加し、さまざまな面からプレイヤーのサポートを行います。試合で氷の上に立つことはできませんが、一人ひとりが重要なチームの一員として勝利に貢献しています。

【仕事内容】
・氷上練習の運営(タイム管理、メニュー指示、ビデオ撮影、データ収集など)
・フィジカル面でのサポート(けがの対応、コンディション管理、栄養指導など)

氷上練習は1回あたり90分しかないため、チームが強くなるためには密度の高い練習にする必要があります。スタッフのサポートによって90分を効率よく使うことができるようになるうえに、氷上外での振り返りや分析も可能となります。また、プレイヤーが最高のコンディションで試合に臨めるようにサポートするのも重要な仕事です。いずれも臨機応変な対応が求められることが多く、幅広い視点に立つことが重要となります。
 
現在東大アイスホッケー部では「マネージャー」・「トレーナー」分業制をとっており、氷上練習の運営はマネージャーが、フィジカル面でのサポートはトレーナーがそれぞれ中心となって担っています。

Q&A

Q. 夜遅い時間帯の練習が不安です…

慣れるまでは少し負担になるかもしれませんが、氷上練習はなるべく平日の枠を減らすよう調整しているほか、テスト期間を考慮したスケジュールが組まれるなど学業との両立はサポートされています。夜遅い時間帯だからこそ、練習までの時間を学校の課題やアルバイトなどに有効活用できるといった利点もあります!

Q. テスト期間や休暇中のスケジュールはどうなっていますか?

年末年始とお盆の約1週間、およびテスト期間の約2週間は練習の無いオフとなることが慣例となっています。また、春休み・夏休みにはそれぞれ約1週間の合宿が釧路で行われます。

Q. 他大生でもスタッフとして入部できますか?

東大アイスホッケー部では、男女・学内外を問わずスタッフを募集しています!現在、東京大学・日本女子大学・法政大学・聖心女子大学・東京女子大学の学生が所属しており、過去には聖徳大学の学生が所属していたこともあります。

Q. 兼サーはできますか?

部のルール上は問題ないうえに、夜遅い時間帯の練習なので両立可能です。(ただ、プレイヤーはみなアイスホッケーにハマってしまうので兼サーをする部員はほとんどいません。)

「地上」に辟易した君へ。

「特にやりたいことも無い」とか言って、適当な大学生活は送りたくない。それなのに周りにどんどん流されて、刺激のない日常に侵食されはじめている。君は、せっかく受験勉強から解き放たれたにもかかわらず、点数だとか単位だとか、社会だとか政治だとか、みずからを縛りつける「地上」の産物に辟易してはいないか。スケート靴に履き替えて一歩踏み出せば、しがらみのない新たな世界が広がっている。決して逃避ではない。それは新たな挑戦であり、身を削られるような葛藤も、ちっぽけな自分が成長する喜びも、仲間と手にする勝利への感動も、氷の上で待っている。もしかすると、入学前に思い描いていた大学生活とはまるで違ったものになるかもしれない。だとしても、それが価値ある4年間となることを保証しよう。君の選択に正解も間違いもない。

ようこそ、「氷上」の世界へ。