聖心女子大学/十文字高等学校
MG #216 安酸 慶
まず初めに、私たちの活動をいつも支えてくださっているOB、OG、ご父母の皆様に心からの感謝を申し上げます。常に変わらぬご理解とサポートをいただいたことで、私たちは安心して競技に打ち込むことができました。本当にありがとうございました。
アイスホッケー部のマネージャーになることを決めてから、引退の日を迎えるまでの時間は、あっという間でした。
初めて氷上練習を見学させてもらった際に、氷上で躍動する選手たちの姿に感動して、後先考えずに入部を決めた瞬間を今でも鮮明に覚えています。
昨年まで当たり前のように通っていた練習も、今となっては全てが懐かしい過去のことになってしまいました。真夜中の練習のために車でリンクへ向かった日々、試合前の緊張感、勝利の瞬間の喜び、敗戦後の悔しさなど、東大アイスホッケー部での様々な思い出が、時の流れとともに少しずつ記憶から薄れていくと思うととても悲しいです。
結局最後まで自分でもなぜスタッフを続けているのかわかりませんでしたが、東大アイスホッケー部で過ごした日々は何にも変え難く、安酸慶の人生において、とても大切な記憶となりました。
私は文章を書くのが得意ではないので、このような幼稚で短い文章になってしまいましたが、せっかくの追憶なので、後輩スタッフと同期に伝えたいことをちょっとだけ書きたいとおもいます。
後輩のスタッフのみんなへ。
この部でスタッフをしていると、どうしても自分の役割に迷って不安になることがあると思います。
プレイヤーのように目に見える結果を残せない。試合に出て直接チームに貢献することもできない。「自分は本当にチームの役に立てているのだろうか」と、何度も不安になります。
応援する立場で試合を見守ることしかできない歯がゆさや、努力が形として見えづらい寂しさがどうしても付きまとうし、勝利の瞬間、表舞台で輝く選手たちを見て、羨ましくなることもあります。
でも、その勝利の裏には、私たちスタッフの地道なサポートが必ずあります。これは決して誇張ではなく、紛れもない事実です。
表舞台には上がれなくても、私たちには私たちにしか感じることのできない誇りがあります。(結果精神論でごめんね)
みこたん、誓ちゃん、あやかちゃん、りなちゃん、みゆちゃん、それぞれに、それぞれの良さがあります。
誰かと比べる必要は全くないです。
表立った評価をされることは少ないですが、選手たちは確実に私たちの存在を必要としていると思います。
自分にしかできないサポートの形を、少しずつ見つけていってね。
みんなが晴れやかな顔で引退の日を迎えられることを願ってます!
スタッフのみんな大好きです!!
次に同期のみんなへ。あまりアイスホッケーと関係なくなっちゃってごめんなさい。
木村へ
「名は体を表す」という言葉がこれほど似合う人はいないほど、本当に眩しい存在でした。木村は覚えていないかもしれませんが、入部したばかりの私が孤立しないよう、たくさん話しかけてくれたことが今でも心に残っています。振り返れば3年間、木村のリーダーシップと優しさに甘え続けてきました。今、後悔なく部活を引退できているのも、木村の見えない努力があってこそだと感じています。本当にありがとう。
金森へ
入部して1ヶ月ほど経った頃、私の名前の読み方を聞かれてショックを受けたことを覚えています。でも今では、どんな話でも出来るほど親しい関係になれて、本当に嬉しく思います。厳しい練習の中で率先して大きな声を出し、皆を鼓舞する姿には心から尊敬してます。七帝の北大戦でのシュート最高でした!
間宮へ
入部時期がほぼ同じだったこともあり、同期のプレイヤーの中で最も気軽に話せる存在でした。本当に多くの相談に乗ってもらいました。秋大会の上智戦、残り時間0秒でのゴールは感動の極みでした。試合に勝って涙が出たのは、あれが初めてです。最後まで諦めずに走り切る間宮の姿は、主人公そのものでした。
ますざわへ
私が部活を辞めようか悩んでいた時、普段はあまりLINEをしないのに、突然面白い動画を送ってくれたことが忘れられません。内容は忘れてしまいましたが、真剣な悩みも吹き飛ぶほどくだらなくて、それが逆に衝撃的でした。スイスから戻ってきた後、熱心にビジターに参加してたの偉いね。現実チャンネルの予定調和回、早く見てね。
山口氏へ
まず、入部から1年半くらいの間、わざわざ流山まで送ってくれて、本当にありがとうございました。私が突飛な話をしても、いつも真剣に耳を傾けてくれて、山口氏の豊富な知識でさらに話を発展させてくれてありがとう。会話の機会は多くありませんでしたが、私にとってとても話しやすい存在でした。普段は少し変わった印象なのに、氷上に立つと凛々しい姿に変わるのもいいよね。千葉フォーエバー!!
川口くんへ
川口くんは私の友達にあまりいないタイプだったので、話をするたびに全てが新鮮で本当に楽しいです!東大の勝利のために、勝利ポケモンのビクティニを持ってきて見せてくれたのがいい思い出です。かわいすぎます。またボードゲーム会に誘ってください!とても楽しみにしてます!
大河へ
3年生の時に少し揉めて気まずくなりましたね。今では時が解決してくれて、普通に会話できるようになって良かったです。
大河はいつも変なことしてるのに、時々すごく繊細でよくわかりませんが、ちょっと私と性格が似ているのかなって勝手に思ってます。
七帝戦での大河の活躍を見て本当に胸が熱くなりました。
(大河のお母様へ 試合を見に来てくださった際に、必ず声をかけて下さるのがとても嬉しかったです!試合の日のモチベーションの1つでした!七帝の時もお世話になりました。本当にありがとうございました。)
竹本へ
私的に1番謎な部分が多い人です。最初はあまり話してもくれず、仲良くなれるのかなとか思いましたが、竹本がインスタのくだらない投稿を見てゲラゲラ笑ってる姿を見て、驚いた記憶があります。
竹本のプレーを見て何度叫んだかもうわからないくらい叫んだのもいい思い出です。スターって竹本みたいな人のことを言うんだろうなと漠然と思います。
範子へ
範子とは、お互いの足りない部分を補い合いながら一緒に頑張ってきました。立て続けの練習で忙しい時期でも、私が体調を崩した時には励ましてくれて、電話で一緒にどうしたらスタッフが仕事しやすい環境を作れるかについて話し合った時間が懐かしいです。疲労困憊な時もありましたが、範子と同期スタッフとして過ごした時間は、全てが愛おしい思い出となっています!のりこがいたからこそ、私は最後まで諦めることなく部活を続けることができました。お互い社会人になるけど職場が近いからこれからもコンスタントにご飯に行きましょ。
ここまで冗長な文章にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
3年間東大アイスホッケー部の一員として活動できたことを、心の底から誇りに思います。
この場をお借りして、改めて支えてくださった全ての方々に感謝いたします。
そして、これからも発展を続けていく東大アイスホッケー部のより一層の活躍を心より願っています!
東大がんば!!