【決意2024 FINAL】木村 太陽

経済学部/聖光学院

DF #6 木村太陽

2024 Team Captain

 

今年度主将を務めさせていただきます木村太陽と申します。
1年間よろしくお願いいたします。

2月の頭。いよいよ自分も決意を書く学年になってしまったんだなあと少し悲しい気もしながら、いよいよ始まる最後の1年間に心を躍らせています。
新体制が始まることになったこの1月から、常に頭の中にあるのは部活のこと。ご飯を食べていても、友人と遊んでいても、これから始まる1年間や自分達が卒業した後のアイスホッケー部のことは頭から離れません。同期ももちろん同じで、1年間というタイムリミットで自分が何をできるのか、チームにどうしたら貢献できるかを真剣に考えていることだろうと思います。同期ミーティングをしたら全員が臆することなく発言し、全員でチームを作ろうとしているこの同期が大好きだし、この同期と最後の一年間を過ごせることを心から嬉しく誇りに思っています。

2024年度のチーム目標は「1部昇格」です。松井さんの代で叶えることのできなかった目標を何が何でも達成する。1部のチームを倒してみんなで氷上で抱き合うことを目指して1年間戦っていきたいと思っています。
絶対に忘れてはいけないのは去年の秋の敗戦です。上智、駒澤、筑波に3連敗。紛れもなく実力が足りていないと部員全員が痛感したことでしょう。技術もチーム力も足りてなかったとそう感じています。至極当然ながら、個人としてチームとして強くならないと同じことが繰り返されるだけです。今年東大はチャレンジャーである。普通にやっていては試合には勝てない。全員がその意識を持ってホッケーに取り組んでほしいと思っています。そして、全員が必死にホッケーに取りくめる、そんな環境を整えるため主将として努力を重ねていきたいです。

そんな中で、個人として自分が何を目指すのかというのは非常に難しく、常に考えていることでもあります。自分が今まで見てきた主将達のように学年、チームを引っ張れる実力を持っているわけでもないし、多分誰もがついていきたいと思うような主将ではないと思います。
それでも自分は今年主将を任せてもらった。なんのために僕が主将になったのか。何をすればいいのか、自分が何をしたいのか去年の年末のオフは本当に悩んでいました。
悩んで悩んで迎えた1月11日。今年最初の氷上。自分なりの答えを見つけた気がします。ああ、意外と考えるまでもなく、部活人間にとっては普通のことだなと感じたのを今でも覚えています。

「プレーで魅せる人間になること」

これが僕の決意です。「魅せる」と言ってもただ単に点を取るとか、そういう意味ではなくて。泥臭くても、影に隠れていてもいいと思っています。試合ではもちろん練習でも、実力で、その姿でチームを引っ張れる人間になるのが個人としての目標です。今の僕に一番足りないのはホッケーの実力。いくらチーム運営がうまくてもプレーがお粗末だと意味がないので、一旦基礎に立ち返って死ぬほどホッケーしたいと思います。

もちろん、それだけで主将が務まらないのは重々承知しています。誰よりも部活動のことを考えていなきゃいけないのは僕です。今年1年、そしてその先を考えながらチームのために尽くすつもりです。やるべきことは沢山あって、既にいくつかのことにトライしてチームは変わってきていると思っています。ただ、チームのための行動の何が正解で、何が間違いかはわかりません。多分1年間わからないと思います。でも僕の中でのチームとしての正解は「1部B昇格を全員で喜ぶ」ことなので、そこに向かってやれることは全てやります。

’’Now or Never’’

同期全員で決めたこの言葉を胸に1年間頑張ります。

後輩達へ。
今年部員総会でみんなにお願いしたことは常に貪欲であってほしいということ。1月の練習を見たらみんなの中に何か変化があったことは一目瞭然でした。責任感を持って声を出している3年生、去年とは明らかに違う目つきで練習に臨む2年生。スタッフのみんなもそれぞれの考え・責任を持って、仕事をしてくれているのが伝わってきます。
部活動では、一番気合が入るのも、チームを作っている感覚が一番大きいのも4年生になってからな気がします。それは当然のことだし、実際僕もそうです。でも、ホッケーの技術はもちろんですが、チーム運営や精神的にも僕たちの代で一緒に頑張ったことは絶対にみんなの今後の部活動の糧になるし、今本気でやればやるほど自分たちが4年生になった時にできることは確実に増えます。本番は1年後、2年後で構いません。その本番で後悔しないように僕たちと1年間貪欲に頑張ってくれると嬉しいです。
1年間もあればうまくいかないことも沢山あると思うし、自分達の決定に納得がいかないこともあると思います。いつでも文句を言ってください。言いにくいと思うし、応えられないこともあると思います。でも僕たちはみんなのことをすごく大切に思っているし、みんなからの意見をもらうことで成長することができると思います。そして、それが1年後、2年後のこの部活のためになっていくことは間違いありません。何度も言いましたが、一緒にチームを作ってみんなで1部に昇格しましょう。
個人個人に言いたいこともありますが、それは追憶まで取っておきます。

 


 

最後に、日頃から弊部を支援してくださっている檀野監督、遠藤コーチ、大森さん、小池さん、OB・OG、ご家族、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

檀野監督、遠藤さん、大森さん、小池さんには大会にいらっしゃていただいているだけではなく、昨年度同期内の問題で何度もご迷惑をおかけしました。そして、その時々の皆様の寛大かつ迅速なご対応により弊部は部活動を続けることができています。皆さんに恩返しをしなくては部活動をやめるに辞められないと思っています。必ず一部に昇格し、皆さんに恩返しをします。今年も1年間よろしくお願いいたします。
そして、部活動をしているとやはりOB・OGの皆様の偉大さを感じずにはいられません。今年に入り、赤門の練習に乗せていただくようになりました。今までは、感謝こそしつつ少し遠い存在であったOBの皆さんと接し、お金を払っていただいていることのありがたさと自分達の置かれている環境の素晴らしさを再認識しました。創部100周年を迎える今年、数百人を数えるOB・OGの皆様のご期待に添えるよう主将としての責務を果たして参ります。
最後に、決して安くない防具を買って、車に乗って深夜に練習を行えているのは間違いなく両親のおかげです。いつもありがとう。去年は活躍している姿を見せられなかったけど今年は絶対に活躍している姿を見せます。

たくさんの皆さんに支えられていることを忘れず、1年間懸命に部活動に取り組んでまいります。今年度もご指導・ご支援のほどよろしくお願いいたします。

本当は終わる予定でしたが、決意ということなので具体的な目標を何個か書いておこうと思います。

①チーム内マイナス最小
年間を通じてマイナス最小を目指します。去年の記録を振り返ってみるとディフェンスで試合にフルで出たメンバーの中でマイナスは下から2番目でした。ちょっと20番さんは置いておいて、松本さんに2ポイント差で負けました。すごく悔しいです。やっぱり抜けなかったんだなと感じます。澤邉にはなんと10ポイントも差をつけられました。さらに今年からは、しじょう・沼田・塚原のトリオも試合に出てくるはずです。この中の誰にも負けず、部内1守りの固い男になります。

②同期全員にアシストする
同期プレーヤーは8人いますがなんとDFは1人です。去年松本さんがアシストして中村さんがゴールしていた試合は今でも覚えています。感動しました。僕は同期のFWが6人いるのでそれを6回やりたいと思います。大河はちょっとどうにか決めてください。

自分が絶対に達成したいことはこの2つ。今のままじゃ絶対に達成できません。常に貪欲に1年間頑張り抜きます。