【氷上の追憶2022 VOL.3】小池 海人

理学部/本庄東
DF #3 小池海人
2022 ALT. CAPTAIN

明けましておめでとうございます。小池海人です。

いつの間にか提出締切日が過ぎていますが、頑張って書いていきます。

各学年を振り返っていきましょう。

2年次
僕は1年生の冬から入部したので、実質2年生で入部しました。入部直後の春合宿、あまり記憶はありませんが、あそこで同期と仲良くなれました。深夜まで及んだメニュー決めがとても辛かったです。オフでちえさんに連れて行ってもらったワンコそばで220杯食べたのはすごくいい思い出です。上中と満腹に苦しみつつ歩いていました。

途中でコロナ感染疑惑が出て、急遽春合宿は中止になってしまいました。このときは8月まで活動できないとは思ってもいませんでした。自宅で憂鬱なオンライン授業をうけた夏セメスターを乗り越え、8月にやっと活動再開。秋大会まで練習期間がなく、少しあせりを感じていました。当初活動許可が下りなかった他大スタッフが皆おらず、大変寂しかったです。こんな中で入部してくれた松本と中村にはすごく感謝しています。いざ秋大会が始まると、戦績は順調でした。見事3部優勝を達成でき、2部の筑波大学との練習試合でもPSで勝利をおさめることができました。秋大会最終戦で菅さんと安東さんが初ゴールを決めたのが、この1年のハイライトでした。

双青戦もPSでギリギリ勝つことができました。2度と延長の3対3はやりたくないと思いましたね。コロナの影響をモロに受けた2年次でしたが、良い思い出ばかりです。僕のぐだぐだなホッケー講座を聞いてくださった部員の皆さん、大変ありがとうございました。

3年次
部の執行に関わり始める3年次、1月の部員総会が今でも忘れられません。同期の中で仕事を振り分けようとした際、ろくに話もしないうちに、会計とOB通信という重い仕事が僕と大森に押し付けられました。今でもあれは許せないです笑。やけになって一番重い会計を選びましたが、今となっては後悔しかありません。何時間奪われたことか、、、。そんなこんなで3年生がはじまりましたが、またもコロナで活動ストップ、結局3月まで活動できませんでした。後輩が続々と入部してくれた一方上中が休部し、寂しかったです。戻ってきてくれてよかった。練習試合が少ないなかでの春大会、見事全勝優勝することができました。キーパー岸本が上手くて大変助けられました。最後の筑波戦は完全に竹本に持っていかれました。

非常に嬉しかったですが、メンバーを絞っての戦いになったため、チームが一体となって喜べた訳ではありませんでした。コロナで夏合宿ができずに迎えた秋大会、先輩と意見が割れ対立してしまいました。全員の試合出場を優先するか、勝利を優先するか。今でも答えはわかりません。そんな不安定なチームで臨んだ秋大会は、上智・駒澤・筑波に負け、低い順位で終わってしまいました。上智戦はシーズン初めての敗戦で、非常に悔しかったです。駒澤戦は手違いで出場できず、連戦の疲れから筑波戦もぐだぐだと敗戦しました。当時の僕の態度は反省しなければならないものでした。チームを勝利に導くこともできず、大変申し訳なかったです。七帝戦はひさしぶりの遠征でした。松井と毎日洗濯しに行っていたのが懐かしいです。

辛勝を繰り返しながらも優勝することができました。東北戦で中川にアシストをつけることができてよかったです。双青戦もギリギリの勝利、当時の4年生の引退が寂しかったです。京大戦後のUSJは珍しく同期が全員揃いました。人が多いと面倒臭い反面、とても楽しかったです。色々あった3年生でした。2年生の頃からずっと送迎してくださった稲垣さん、僕の夜ご飯をたくさん奢ってくださったキングさん、会計を一緒にやってくださった澤田さん、本当にありがとうございました。

4年次
いよいよ部を引っ張っていく4年生になりました。スーパールーキー澤邊を含む沢山の後輩が入部してくれ、春大会は順調に優勝することができました。あまり守備をする機会がなく記憶がありませんが、攻撃に積極的に参加しなければならないと強く自覚した大会になりました。院試を終え途中から参加した夏合宿、短かったけどすごく楽しかったです。後輩が買ってきてくれた花火が綺麗でした。鳥取中の子供達にボコボコにやられた試合では、人生で初めて同時に両足が攣りました。トレーニング不足を強く実感しました。高校生にもボコボコにされました。北海道の強さを生で感じることができ、守備をするのが大変楽しかったです。並木はここから覚醒しましたね。夏合宿後すぐに始まった秋大会、最終戦には負けたものの優勝することができました。優勝を決定させた上智戦はまたも竹本に持っていかれました。白熱した試合にOBの皆様も大変喜んでくださり、嬉しかったです。最後の駒澤戦は負けはしたものの、後輩にとっては実りのある試合だったと思います。1部昇格がかかった立教戦、完敗でした。

1部との差をまじまじと見せつけられた試合でした。2部ではあまり飛んでこないミドルシュートに対応しきれず、またこれまで通用していた攻めでは全く歯が立ちませんでした。個人的な守備で負けた気はしませんでしたが、これまで以上に考えてホッケーをしていかなければならないと気付かされた試合でした。おそらく人生で一番悔しかった試合だったと思います。七帝戦は危なげなく優勝、W杯を見過ぎた増澤の見事なキックシュートが忘れられません。最後のインカレ、関西大学に0-15で大敗しました。すごく楽しい試合でした。ひたすら守る試合、修正が全く間に合わず大量失点しましたが、とても良い経験でした。あの試合では、味方のサポートの大切さを強く感じました。関西大学の選手は、一人がミスしたり抜かれたりしても必ずその後に複数人のサポートがいました。サポートしてくれる味方がいるからこそ、選手もどんどんチャレンジできチームが強くなります。後輩たちにはこんなチームを作って行ってほしいですねえ。試合後、七彩さんと健さんに引退をお祝いしてもらい、改めて自分の引退を実感しました。ご馳走様でした!!こんな感じの4年生でしたが、正直部の運営は松井に任せきりでした。感謝しかありません。会計は満足いくまで頑張れました。心残りといえば藤田のゴールですが、追いマッチに期待したいです。

とまあ、思えばあっという間の3年間でした。春大会×2、秋大会×2、七帝戦×2、たくさんのタイトルを獲得できました。大森と行きまくった焼肉、バリカと行きまくったラーメン、竹本と行きまくったひら匠、たくさんくだらない思い出もできました。

こんな順調な3年間を過ごすことができたのは第一に、七彩さん、智絵さん、さやかちゃん、のりこちゃん、慶ちゃん、なごみちゃん、きみこちゃん、そして我らが同期、里佳、ゆまのおかげです。滞りなく練習できたり、毎練習ビデオでプレーを確認できたり、気ままにビジターに行けたり、全てスタッフのおかげです。また、スタッフの声援があってこそ、試合に勝つことができました。心から感謝しています。里佳とゆまは4年間本当にお疲れ様でした。後輩スタッフたちは、これからも部を支えていってください。よろしくおねがいします。

お忙しいなか部にコミットしてくださった檀野監督、大囿コーチ、遠藤コーチ、遠見コーチには、深く感謝申し上げます。皆様の試合中の掛け声で間違いなくチームが引き締まりました。これからはOBとして、私もコミットさせていただきます。今度ともよろしくお願いいたします。

また、OB会費などを通じて部を支援してくださるOBの皆様、日頃より部員を支えてくださる保護者の皆様、心より感謝申し上げます。引き続きご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

To 後輩たち
今まで僕たちについてきてくれてありがとう。君たちのおかげで、大変素晴らしいシーズンを過ごすことができました。僕はOBになってしまうけれどもたくさんご飯誘ってくださいね。次の執行代は、中村と松本の2人だけです。中村と松本は先輩でも後輩でも頼れるものは頼って、充実した1年にしてください。他の皆は、2人をしっかりと支えつつ、楽しい部活動生活を謳歌してください。僕らでは成し遂げられなかった1部B昇格、是非期待しています!!

最後になりますが、僕はこの部で3年間を過ごすことができて本当に幸せでした。良いことばかりではなかったですが、沢山の人々と繋がりを持つことができました。この経験を糧に、これからも頑張っていこうと思います。未熟な身ではございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

 

暇なので1番後ろにくだらないことを書いておきます。ディフェンス(DF)についてごく個人的な考えを書きます。僕はまともなDFではないので参考にしないほうがいいかもしれません。

僕はDFするなかでいつも考えているのは、リスクです。各状況で一番失点するリスクが低いと思う選択をするよう努力しています。ときどきその選択が甘く失点しますが、その都度修正します。自分の実力、キーパーの実力、敵の実力、味方の実力、要はフィールド上のプレイヤー全員の実力を判断しつつ瞬時にリスク管理をしなければなりません。自分の実力が足りていないなら、パックを奪うような欲張りはせず、敵に体を当てるかDFラインを下げて時間を稼ぎます。キーパーの実力が足りていなければ、一本めのシュートに対するプレッシャーをより高めます。キーパーの実力が高ければリバウンドやバックドアのケアを優先します。実力の高い敵がパックを持っているならば、彼にシュートを打たれないようついていきます。味方FWの実力が低ければ、ゴール前よりもミドルシュートを打たせないことを優先します。結局は、いかに状況を把握して一番リスクの低い選択をするかです。練習や試合の都度、その選択を修正し精度を高めていくことが重要です。試合中考える余裕などないかもしれませんが、回数を重ねれば勝手に体が動くようになります。
1対1になったとき、僕は抜かれないことを最優先します。体をぶつけにいってパックをとれれば最高ですが、バックチェックなど味方のフォローが間に合ってなければ逆に苦しくなりえます。そのときは、距離感を保ちながら下がり、常に相手のブレードに自分のブレードを合わせるようにします。自分が相手のプレッシャーになっているのかを常に意識しなければいけません。敵に気持ちよくシュートさせないことが大事です。
数的不利になった時は、その敵の1番下手な人にパックが行くよう努力します。下手な人がパックを持って慌てた瞬間がチャンスです。思いっきりスティックを弾くか、素直にシュートを打たせましょう。
ゴール前は難しいです。どうしてもゴール前の敵をどかすことができなさそうなら、ミドルシュートを打たれた瞬間に思い切り体をぶつけましょう。キーパーは嫌がりますが、意外に入りません。
とまあぐだぐだとDFに対する僕の考えを述べてきましたが、おそらくあまり正しくないでしょう。自分なりの答えを見つけてください。守備をしつついかに攻撃に繋げるか、その利益衡量は最大の課題のように思えます。失点も多少はするけどパスやシュートなど攻撃参加できるDFか、それとも攻撃は苦手だけど失点を最小限に抑えるDFか、自分の理想像を考えつつホッケーしていくことが大事ですね。
松本、木村、金森??、澤邊、これからDFになる1年生、僕は君たちのことが大好きです。これからも頑張ってください!