【決意2022 VOL.8】前場 里佳

MG #852 前場 里佳

皆様、明けましておめでとうございます。昨シーズンでは春大会、七帝戦で優勝することができました。これも皆様のご支援のお陰であり、貴重な経験ができたことに大変感謝しております。

アイスホッケー部に入部し4年目、いよいよ最高学年になります。実感が湧かないままですが、ラストシーズンとしての「決意」を書かせて頂きます。

姉が大学でアイスホッケー部のマネージャーだったため、昔からアイスホッケーは馴染みのあるスポーツで試合観戦の機会がありました。私自身は中学高校の6年間、陸上部で短距離の選手として活動していましたが、やりきったと感じ大学では別のスポーツに携わりたいと思いました。その際に部活見学でアイスホッケーの面白さを改めて感じたとともに、マネージャーとしてチームに貢献したいと思い入部しました。

入部当初は深夜時間での練習に慣れることが何よりも大変でした。その中でも少しでも先輩スタッフのように動けるよう、毎回、練習後にはノートに反省を記録する日々でした。しかしながら入部後すぐに活動停止、その後も新型コロナウイルス感染拡大のため活動が十分に行うことができず、歯がゆい思いをしました。

その中で徐々に活動が再開していき、昨シーズンで私はマネージャー長を務めることになりました。マネージャー長は4年生が務めることが多い中、上の学年にマネージャーがいないため私が3年生で務めることになりました。今まで活動停止が続いたため、これまでの中では非常に経験の浅いマネージャー長だったと思います。不安もありましたが、「東大のマネージャーは頼りない」とも、「マネージャーのせいで弱くなった」とも言われたくない一心で、先輩マネージャーのように大学生活全てを懸けようと決意しました。

勝ちに拘れば拘るほど、活動が大変だと感じました。また無意味に感じ、敢えて勝ちに拘ることが分からなくなった時がありました。最低限の運営とコミュニケーションで事足りるのではと思うことや、リンクに行くのが億劫に感じることさえありました。所詮マネージャーなんて勝ちに拘っても試合に出るわけでもないし、所詮口だけにしかならないのではないかと考える時もありました。

春大会の優勝は努力が実を結んだと感じて非常に嬉しかったですが、それ以上に秋大会の5位という結果は、優勝時とは比にならないほど心が揺れ動きました。私はやはり勝ちに拘るチームにいたいと思いました。

最高学年として、マネージャーとして、できることは全てし尽くそうと思っています。日々の練習のビデオやタイムキーパーのようなルーティン活動も含めて、気を抜かずに部活にどう貢献できるか考えながら、一回一回の活動に取り組んでいきます。部員全員が「この部活でよかった」と思える部活にします。勝てるチームであるよう、愛され注目されるチームであるよう、学生生活全てを懸けたいと思っています。ラスト1年が楽しみで仕方がないです。

後輩へ。部活熱心で日々技術が著しく向上していく姿を見て、自分も成長し続けなければならないと実感させられます。マネージャーのふたりも、慣れない環境の中で1年間一緒に活動してくれて、そして不甲斐ない私についてきてくれてありがとう。この一年は、引き継ぎでたくさんのことを覚えるので大変だと思います。でも一緒にゆっくり、丁寧に頑張りましょう。短い期間ではあるけど、よろしくお願いします。

そして同期へ。気遣い出来る人が多く、今まで何度も助けてもらいました。この仲間と3年間をともにできたこと、そして残りの部活期間を一緒に活動できることを誇りに思います。

最後になりますが、ご支援くださるOB・OGの皆様、檀野監督、保護者の皆様、応援してくださるすべての皆様に心より感謝申し上げます。2022年も東大アイスホッケー部をよろしくお願い致します。