【決意2022 VOL.7】沼尾 侑茉

TR #154 沼尾 侑茉

あけましておめでとうございます。
新4年トレーナーの沼尾侑茉と申します。
平素から当部を支援していただいたり、試合に来ていただいたりしているOBやOGのみなさま、保護者の方々を含め多くの関係者のみなさまに厚く御礼申し上げます。そして今年度もよろしくお願い致します。


気付けば決意を書く時期になっていた。私にとっては長い3年間だった。そもそも、最上級生スタッフになったのは昨年からで、”今年改めて何が変わるのだろう” そう思いながら3年目を過ごした。
そこで気付いたことは責任が伴うということ。今まではスタッフで決めたことでも、執行代である4年生に確認し、承諾を得ていた。しかし、今年からは自分たちで決めたことには相応の責任が伴う。意識の問題ではあるが、執行代である、最上級生である、責任が伴う、というと全ての決断が重く感じる。

私はトレーナーとして、怪我をしたプレーヤーを練習に乗せていいのか、試合に出していいのかその都度悩むことが多い。プレーヤーは怪我をしていても、練習はしたいし試合にも出たい。高校までは私も運動部に所属していたので、その気持ちが痛いほどよくわかる。昨年までは最終的に執行代や本人とよく相談し、練習や試合に参加するかどうか決定していた。今年から執行代は自分たちだ。この決断はプレーヤーにとってとても大きなものになるだろう。目の前のものを優先させれば、選手生命に大きな影響を与えるかもしれない。チームのため、本人のために最善の決断をできるようになりたい。

また、執行代になるにあたり同期と何度かミーティングをした。チームの方針や体制のことから、練習や試合まで様々なことを話し合った。そこで今年は今までとはまた違った年になるかもしれないと感じた。

以前、「今までで一番強い」というスローガンを掲げていた年があったが、今年はそれを更新したいと思っている。よく「〇〇さんの代は強かった」という言葉を耳にする。それならば「あの代は強かった」と思われたい。代々語り継がれるような代になりたい。
私たちスタッフは試合に出ることはできない。試合が始まってしまえば、勝つことを祈るしかない。だから試合までの練習で、効率よく練習をすることや勝つために必要なことのサポートをする。あくまで試合に出るための準備である。試合当日はプレーヤーと同じくとても緊張する。試合の準備やアップ、テーピング、どんな仕事をしていても試合への緊張がまとわりつく。だからこそ、試合当日の控え室ではどのように振る舞えば良いか慎重に考える。スタッフという立場は良くも悪くもチームの雰囲気を簡単に変えることができると思っている。それなら良い方に変えたい。声掛けや、準備の手際、表情など様々な事に神経をめぐらせて、良い雰囲気で試合に臨めるようにしたい。

最後に、私が最上級生トレーナーとして決意したいことは、全員で勝つために全員が良い状態で試合に臨めるようにサポートすることだ。怪我をしていないということはもちろんだが、精神的にも前向きに “絶対勝つ” という気持ちで “全員が” 思えるようなチームになりたい。例えドアマンでもスタッフでもベンチに入れなくても、試合に勝った時に心から全員が喜べるようなチームにしたい。
今まで私は信頼されるトレーナーになるために、部員とたくさんコミュニケーションをとるようにしてきた。信頼されていなければ、怪我をしても頼ってもらえない。頼ってもらえなければ、怪我をしたまま練習をしたり試合をしたりするかもしれない。それは良い状態とは言えない。みんなとコミュニケーションをとって、怪我には適切な処置をし、スタッフみんなで協力して、試合に勝ちたい。何かに悩んでいる人がいたら力になりたい。身体面でも精神面でも何か不安がある部員のケアをして、全員で勝てるように努力したいと思う。

最後まで私の決意を読んでいただき、ありがとうございます。今年は “今までで一番強い” 東大アイスホッケー部になれるよう最大限サポートしていきたいと思います。ぜひ応援よろしくお願い致します。