【氷上の追憶2020 FINAL】遠藤聡志

近畿大学附属豊岡 FW #17 遠藤聡志
Captain


あけましておめでとうございます。
昨年度主将を務めさせていただいた遠藤聡志です。
まさかこのような形で引退できるとは思っていなかったので、今こうして追憶を書き始められることに幸せを噛みしめています。

せっかくの追憶なので4年間を簡単に振り返ってみます。
1年生、下級生に託された七帝戦。スキルも人数も圧倒的に足りず、毎試合20点くらい取られて負けていたくせに、毎晩、温泉のサウナで反省会をして、明日は勝とう、とか大真面目に言っていました。
2年生、3部圧倒優勝を掲げて臨んだ秋大会。この大会で秋大会にかける思いが強くなりました。負ければ昇格がなくなる日本医科大学戦の試合終了間際、僕はペナルティを取られました。直後に決勝点を奪われ、チームは昇格を逃しました。ホッケーのこともそれ以外のことも、多くを教えてくれた偉大な先輩の秋大会を潰してしまったことが悔しくて仕方ありませんでした。
3年生での部活は夏で突然止まりました。リベンジに燃えていた秋大会も七帝戦も出場は叶わず、悶々としながら同期と話し合い続けました。そして僕たちはチームとして「日本一価値のあるチーム」を目指し、ホッケーでは「Div. I-B昇格」を目指すことを決意しました。
そして4年生。主将になりました。この1年は僕にとって責任とは何かを問い続ける1年になりました。東大のアイスホッケー部で主将になるということは非常に大きなことで、全ての決定権を持つことになります。そしてそれは同時に、チームで一番責任を負うことを意味します。この1年はこれまでの人生で最も多くの決断をし、責任と向き合った1年でした。

はじめに主将の重責を感じたのは春合宿の時でした。巷でコロナウイルスの名前が聞こえ始めた頃、春合宿をしていた僕たちを原因不明の体調不良が襲いました。医者によると消化器系の体調不良だからコロナウイルスの可能性は極めて低いとのことでしたが、時期が悪すぎました。万が一の可能性を考え、春合宿を続行するかどうか決断しなくてはならなくなりました。しかし、部活動停止がやっとあけたばかりで、絶対にチームのレベルを上げなくてはならない大切な合宿です。この判断の最終決定が、僕に任されました。合宿を中止にするせいで大会で負けたら?このまま続けて取り返しのつかないことになったら?迷いに迷って逃げ出したいとまで思った僕を支えてくれたのはチームメイトであり、「価値のあるチームになる」というチームの軸でした。結果、中止という決断をしました。チームの価値という観点ではそれが最善だと思われました。チームのみんなはその決断を理解し、尊重し、すぐに次の行動に移ってくれました。この時初めて、Cマークの重みを実感することになりました。

その後、練習が禁止になり、数多くの判断が待ち受けていました。夏合宿を中止にする判断。チームを崩壊させないためにすべきことは何か。ここで引退して下の代に譲った方がチームとして良いのではないかと考えた時もありました。その度に、責任とは何か、悩むことになりました。そんな時、やはり僕に勇気をくれたのは1年前みんなで時間をかけて作り上げたチームの軸であり、監督や先輩、同期、後輩たちでした。
そんな中、練習が再開され、秋大会が開催されるという朗報が届きました。

結果は秋大会、双青戦、全勝。最高の結果になりました。
こんなポンコツキャプテンを助けてくれて、ついてきてくれたみんなには感謝しかありません。1年間ほんとうにありがとう。みんなと一緒に3部の頂の景色を見られたことを心から誇りに思います。

ここまで、同期の追憶を読んでいただきありがとうございました。

新しい世代の決意を楽しみにしましょう。末筆ではございますが、4年間の部活動生活でお世話になった皆様に心より御礼申し上げます。今後とも東大アイスホッケー部へご声援のほど、よろしくお願いいたします。