【氷上の追憶2020 VOL.8】安東慧

ラ・サール DF #20 安東慧


こんなに晴れやかな気持ちで卒部できるとは思っていませんでした。最後の方は何度も泣きそうになりました。しっかりと送り出してくれた後輩のみんなには感謝しています。

4年間を振り返った時に思い出されるのは、1.2年生の頃の、何か悶々とした気分を抱えながら過ごした日々です。大志を抱いて上京したものの、何かが違う、一体自分はどこへ向かっているのかと、何者でもない自分に悩みながら、ただ大都市東京と理Ⅰの数学の授業に圧倒される毎日でした。先輩方の決意や追憶に、何か向かうべき方向性やスタンスを見つけられるのではないかと、すがるように読んでいたことが思い出されます。

そんな何かパッとしない日々の中で、アイスホッケーという競技と部員のみんなが心の拠り所になっていました。日々の練習がこんなに楽しいのは初めての経験でした。みんな本当にありがとう。

また、この4年間で何を得たいのか、その先どうなりたいのか、という難しい問いに真摯に向き合っておられる先輩方の姿に、とても勇気付けられていました。先輩方のおかげで色々なことについて考えを深められました。貴重な4年間でした。ありがとうございます。

リアリティーのないことを言うと、あと2年くらいやりたかった。頭の中に思い描くあんなプレーやこんなプレーを結局できないまま4年間終わってしまいました。もっと上手い選手とバチバチにやり合いたかった。接戦に勝って部員のみんなと心震える体験をもっと共有したかった。やり残したことだらけです。これからは、後輩のみんなに自分を投影しながらアイスホッケーを楽しもうと思います。

最後に、後輩のみんなに伝えたいことがあります。極めて個人的な思いなのですが、それは格上に勝って欲しいということです。僕は中学時代にスラムダンクの山王戦並の熱い試合をしたことがあり、その時の強烈な原体験をもう一度味わうためにアイスホッケー部に入りました。だから、公式戦で2部上位レベルのチームに勝ちたかった。今年で言えば、上智、駒沢、北大、阪大とか。僕の記憶では、この4年間で2部上位レベルのチームに勝ったのは、輿石さんの代の、秋大会昭和戦の一回しかないと思います。やはりこのレベルのチームとはちょっとやそっとじゃ埋まらない差があるということで、この差を少しずつ埋めるというのが僕の4年間の目標でした。今年のチームで勝てたかはわかりませんが、やっぱりまだ差があるように思います。

竹村さんが何年か前の公式戦で負けた時に「何かを変えていかなければいけない」とおっしゃっていたように、Ⅱ.Ⅲ部で戦っていた数年前は、このままではⅡ部定着・Ⅱ部上位レベルのチームになれないという切迫感があったように思います。あえて厳しいことを言えば、今年Ⅲ部全勝優勝できたのは経験者の数などを考えれば当たり前のことで、あくまで目標はまだまだ上にあるということを忘れないで欲しい。春大会、秋大会見に行くので期待してます!!

長くなりましたが、後輩のみんなには、とにかく楽しんで、悔いなしと言いながら引退していって欲しい、と言うのが1番の願いです。僕はみんなのことが大好きなんですよ、すぐ門脇やグーキンに思ってなさそうとか心こもってないとか言われますが。4年間ありがとうございました。