
Staff #171 吉見 郁香
今年度スタッフ長を務めさせていただきます、吉見郁香と申します。昨年も東京大学アイスホッケー部に多大なるご支援・ご声援をいただき、誠にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
12月の七大戦期間中、新4年生全員で今年のチームの在り方について考えました。その結果、今シーズンのスローガンを「Make Your Move」としました。
実はこれ、私が発案したものなんです。「自ら動け」といった意味を込めたのですが、いざ決まってみると、自分で言っておいて自分が動かないわけにはいかないな、という。完全に自分で自分の首を絞めるスタイルで、いい感じのプレッシャーを感じております。
執行代として最初の貢献がこのスローガンになったからには、口先だけで終わらせず、私自身が「スタッフとして部に何ができるか」を最大限に考え、実行し続ける一年にしたいと思っています。
その決意を込めて、今シーズンの個人的な3つの目標を立てました。
- ポジティブな気づきを言葉にする
スタッフというのは、氷上の90分間をずっと見守り続ける、ある意味で「一番の観客」です。
練習中や試合中、プレイヤー同士やコーチ陣からは、時に厳しい言葉が飛び交うこともあります。それは勝負の世界なので当然なのですが、だからこそスタッフにしかできない「声かけ」があると思います。
日々の練習の中で、さまざまな成長や変化を感じる場面があります。「スケーティング、前より上手くなってる」とか「今の声出しで練習の雰囲気が良くなったな」とか。これまで、そうした気づきを「スタッフの私が言うのも、なんだか偉そうかな……」と、余計な自意識が邪魔をして、積極的に言葉にすることができませんでした。
ですが、ふと思い返すと、プレイヤーから「この前のビデオ、画角が良くて見やすかったよ」と言われたり、先輩スタッフに小さな仕事を褒められたりした時、「自分の役割に意味があるんだ」と、前向きになれた記憶があります。
先輩から受け取ったその「優しさ」を、今度は私が後輩やプレイヤーへとつないでいきたい。
試合に出るわけではないスタッフだからこそ、こうした「ポジティブな気づき」をしっかり言葉にして伝えていこうと思います。
- 後輩スタッフと一緒に悩んで成長する
スタッフの仕事は少し特殊です。
何かミスをしても、それを華麗なゴールで挽回することはできません。ミスは目立ちますが、完璧にこなしてもそれが当たり前で、褒められる機会は決して多くはありません。
下級生の頃の私は、とにかく早く仕事を覚えて、誰かに認めてもらおうと必死でした。しかし、後輩ができてからは、自分の評価よりも後輩たちが部員から認められてほしいという気持ちが強くなりました。
後輩スタッフたちが、仕事の進め方やモチベーションに悩んだ時、一人で抱え込まずに一緒に悩める環境を作ること。それが結果的にチームの勝利に繋がると信じています。
- 同期全員で「楽しかった」と笑って卒部する
究極的には、これに尽きます。「終わりよければすべてよし」です。
どれだけ部活に全力で向き合っても、最後に振り返った時「ああ、しんどかったな」という記憶しか残らないのは、少し寂しい気がします。
引退するその瞬間に、同期全員が「このチームでやってきて、本当に楽しかった」と思えること。その一言を心の底から吐き出すために、今自分にできる役割を全うする所存です。
同期の活躍を誰よりも楽しみにしています!