【決意2022 FINAL】松井 大弥

教育学部/愛知県立時習館
FW #16 松井 大弥
2022 CAPTAIN

まずはじめに、本年度東京大学アイスホッケー部の主将をつとめさせていただくことになりました。一年間、よろしくお願いいたします。また、OBさん、OGさん、保護者の方々はじめ東大アイスホッケー部を日頃よりご支援くださる皆様に御礼申し上げます。本年も変わらぬご支援のほど、よろしくお願いいたします。

僕の決意は二つ。

一つ目は、感謝を忘れないこと。

アイスホッケーというスポーツの特性上、たくさんの人の協力があって練習、試合が成立する。これは小学生の頃からアイスホッケーをやってきた僕だからこそ、余計にそう感じると思っている。夜遅い練習を指導してくださるコーチ、OBさん、大会運営や練習でお世話になる連盟やスケートリンクの方々、挙げればきりがないが、様々な人の協力のもとアイスホッケーという競技ができていることは、長く競技に関わっている中で気づけたことである。そんな感謝をプレーやプレー外でも体現できるチームにする。

ここからは個人的な話。僕には小学生の頃は毎日一緒にスケートリンクに通い、高校生の頃は毎週往復3時間かけて練習に連れてってくれた母がいる。今でもほぼ毎試合、愛知から東京に観戦しにきてくれている。叫び声をあげながら応援してくれたり、新しい防具を買ってくれたり、いつでもどこへでも送迎してくれたりと、僕には最強のサポーターがついている。今まで一度たりともアイスホッケーを嫌いになったり、辞めたいと思ったことはない。アイスホッケーを大好きでいられるのも、15年も続けてこれたのも母のおかげに他ならない。

母へ。最後の一年、松井大弥のホッケー人生で最も楽しませる一年にします。ラストイヤーもサポートよろしくです。

二つ目は、アイスホッケーのこと。

長年続けてきたアイスホッケーも、本気で向き合うのは今年が最後になると思う。今年、チームとして秩父宮杯、秋のリーグ戦、七大戦の三冠を目標に掲げた。2部のレベルで勝ち続けることがどれだけ難しいことかは、昨年の秋大会で強く実感した。昔から僕は「ヒーロー」になりたいと思い続けてきた人生だった。これはアイスホッケーにおいても同じで、自分が点をとってチームを勝たせたいし、大事な場面は自分に任せろ精神で常にやってきたつもりでいる。昨年は2部のレベルでもそれなりに点は取れるようになったし、チームをある程度勝たせることはできているかもしれない。だけど僕が目指すホッケーはこんなもんじゃない。経験者、未経験者混合のチームだろうと、もっと高いレベルのホッケーができると思っているし、そうしなければ三冠は達成できないと感じている。そのために、僕が必要だと感じているのは「ヒーロー」だ。2部以下の未経験の子たちの憧れ・目標となるような未経験プレイヤー、こいつは次元が違うと思わせるくらいのエース、堅実で安心感半端ないディフェンス、点が取れる気配が一切しないキーパー、誰よりもチームを愛するスタッフ、そんなヒーローがたくさんいるチーム、これほどワクワクするチームはないだろう。そんなヒーローを育てたいし、部員のみんなも目指してほしい。もちろん自分もヒーローになる。そのために妥協はしない。たくさんのチームメイトが「ヒーロー」になれるチーム、そんなチームを作り上げる。

最後は紆余曲折はあったものの、ラストイヤーに再集合した同期へ。充実した一年に!主将についてこい!!

いろいろ言いましたが、本当の決意をひとこと言って最後にします。東大アイスホッケー部をサポートしくださる皆様、今年一年よろしくお願いいたします。

「史上最高」で「史上最強」の東大アイスホッケー部をお楽しみに!!