
経済学部/日比谷
FW #29 江川 逸夫
昨年も東京大学アイスホッケー部に並々ならぬご支援・ご声援をいただき、誠にありがとうございました。これからも精一杯頑張って参りますので、どうぞ変わらぬ応援をよろしくお願いします。
高校時代からの友人とともに入部し、気がつけば引退まで残り1年を切った。この1年間、自分の軸がぶれないように、何度も読み返せるように簡潔に決意を述べる。
昨年は「公式戦全勝」を目標に掲げ、春・秋リーグ優勝を果たした一方で、入れ替え戦では敗れ、七帝戦は3位という結果に終わった。シーズン当初は、一昨年の主力メンバーが抜けたことで苦しい戦いになると見られていたが、チーム全員で走りかつホッケーを体現することで目標としていた舞台に立つことができた。しかし、それでも再び入れ替え戦の壁を越えられなかった。
駒澤戦で敗れ、ロッカールームで涙を流す仲間たちを前にしたとき、胸に込み上げたのは負けた悔しさ以上に、自分がチームの力になれていないという痛烈な実感だった。情けなさで胸がいっぱいだった。
結局、昨年の僕は、いろんなことを言い訳にして、自分のスキル不足に真正面から向き合うことから逃げていた。試合ではチームに貢献できていなかった。
昨年の振り返りは以上だ。この現実を受け止め、熱のない自分とは決別する。去年の虚無な自分と決別する意味で、#31から#29へと背番号を変えた。29番を選んだのは自分の憧れである竹本さんと間宮さんに少しでも近づくという意味だ。(88、9、31を一桁ずつ足して29になる。8+8+9+3+1=29)僕の31番としての3年間は決して無駄ではないので、自分も加えている。
以上を踏まえた上で、個人・執行代に分けて目標を立てた。
1. 入れ替え戦で点を決める決定的なFWになる
2. 部員がアイスホッケーを楽しめる環境を作る
1. 入れ替え戦で点を決める決定的なFWになる
僕の新歓担当は間宮さんだった。2年生で入部し、その年の入れ替え戦で得点。さらに4年時の上智戦では、試合終了間際に劇的な同点ゴールを決めている。そんな偉大な先輩に、一ミリでも近づきたい。だから僕は、入れ替え戦で点を取れるFWになる。
そもそも自分達が入れ替え戦の舞台に立てるのか、そう疑問に思う人がいるのも分かる。しかも、ゴールには運の要素もある。正直、チームとして1-Bに昇格できるなら、それだけで最高だ。それでも、可能性が少しでもあるなら、僕は入れ替え戦でゴールを狙いたい。
そのためにやることは、至ってシンプルである。ホッケーについて淡々と考え、淡々と練習を積み重ねる。急に1か月ビジターに乗りまくったからといって、すぐに上手くなるわけじゃない。けれど、絶対的な練習量の確保なしに成長もない。だから僕は、量も質も、両方を淡々と積み上げる。氷上練習、陸トレ、ランニング、ハンドリング、筋トレ、フィードバック、フリスケ、ビジターこれらの積み重ねだ。
爆発的な熱ではなく、途切れない熱で一年を走りぬく。
2. 部員がアイスホッケーを楽しめる環境を作る
執行代としての組織の目標である。自分は今までの過去3年間本当に楽しく部活を過ごしてきた。それは紛れもなく、今までの先輩方のおかげだ。先輩方の言葉が僕の成長を促してくれた。うまくいかないときには寄り添って悩みを聞いてくれて、必要なときには背中を押してくれた。そうした積み重ねがあったから、僕はここまで続けてこれた。
だから今度は、僕がその役割を担う番だ。下級生が迷ったときに支え、挑戦するときに背中を押し、成長できる環境を整える。
そのために僕ができることは、チームのコミュニケーションと雰囲気だ。
誰かが不安や違和感を抱えたまま黙ってしまうチームでは、成長が続かない。下級生が「聞いていい」「言っていい」と思える雰囲気を作る。分からないことを分からないと言える、失敗しても次に切り替えられるという空気を当たり前にしたい。僕は全員とは言わずも、後輩とは執行代の中でも多くコミュニケーションをとっている方だと思う。後輩が遠慮が出ているなら引き出す。うまくいったら一緒に喜んで、自信に変える。そうやって、少しずつでも「このチームなら大丈夫」と思える空気を作っていきたい。
「悩みがあったら相談しろ」ではなく、「相談しやすい状態」を執行代としても、自分としても目指したい。1-B昇格という目標に向かう集団として部員がアイスホッケーを安心して楽しめる環境というのは不可欠だ。
以上が僕の決意です。
2026年、途切れぬ熱で1-B昇格という目標に向かって邁進します。