法学部/聖光学院
FW #34 澤邉 祐志
これから1年間、東京大学アイスホッケー部の主将並びにキャプテンを務めさせていただきます、澤邉祐志です。よろしくお願いいたします。
まず、この場を借りて日頃よりお世話になっている方々へ感謝したいと思います。潮部長、監督の檀野さん、コーチのこうだいさん、牛窪さん、小笠原さん・馬場さんや益山さんといった釧路の方々、OB・OGや保護者さん達、連盟やリンクの方々、その他ご支援くださっている沢山の人たちのおかげで楽しくアイスホッケーをやれています。
月並みになってしまいますが、今年も東大アイスホッケー部を応援よろしくお願いいたします。
僕のことを一番支えてくれている両親や、臭い防具と乱れた生活リズムを許容してくれている祖父母や兄弟にもいつもお世話になっています。ラストイヤー見ていてください。
僕が入部してからの3年間、東大はなんだかんだずっと「強い東大」だった。もちろん2部以下の関東のチームも、七大戦の国立大たちも、そして入れ替え戦の相手も、みんな手強かった。楽に勝てた試合なんてひとつもなかった。
それでも、東大は常に2部優勝や七大戦優勝の候補だったし、挑戦を受ける側として、掲げ続けてきた一部昇格に向けての「負けられない」試合が多かった。
今年は違う。
これまでの強い東大を作り上げた偉大な先輩たちは引退し、今、東大は生まれ変わろうとしている。公式戦初戦から、「負けられない」王者ではなく「勝てるかどうか」のチャレンジャーとして氷に立つ。これまで以上に崖っぷちの戦いが続くだろう。
これを楽しまずにいられるか。
今まで以上の気合いを、熱を、努力を。一人ひとりの力では決して届かない領域へ、チーム全員の想いをぶつける舞台はすぐそこにある。
これからの1年で、東大アイスホッケー部がどこまで行けるのか。期待とやる気しかない。
勝つことが今にも増して難しいからこそ、勝利に妥協はしない。
毎試合、全力で勝ちにいく。やるからには、どの代よりも勝つチームになる。
だから、今年の年間目標はシンプルに決めた。
「公式戦全勝」
目の前の試合、一つひとつを勝ちにいく。
チーム全員、”All for all” で突き進もう。
僕にできることは何か。
松井さんの存在感に憧れた。
中村さんの怯まず突き進む姿に動かされた。
木村さんの器の広さに感服した。
竹本さんの背中を頼った。
先輩、同期、後輩たち、監督やコーチ――。
これまで多くのリーダーシップを見てきた。
僕はどんな存在でありたいのか。
どういう意志を持てばいいのか。
悩んだ末に出した答えは、シンプルなものだった。
アイスホッケーとこの部を愛すること。これが僕の今年の決意だ。
小学3年生の時に始めたアイスホッケーとも、真剣に向き合えるのは今年が最後になる。
ならば、僕を虜にしたこのスポーツを、あと1年、全力で楽しもう。
そして、この部活と真正面から向き合おう。
勝利に執着し、周りの意見に耳を傾け、言葉で、行動で、プレーで示す。
どんな時でも、チームのために尽くす。
そのためにも、全身全霊をもって東大のアイスホッケーを愛し、この1年間を戦い抜く。
部員のみんなへ。
今までたくさんのことを言ってきたし、これからも言うと思う。でも、いつでも忘れて欲しくないことがひとつ。
挑戦し続けること。
今年は、僕も含め、みんなが殻を破らなければならない。みっともなくても、怖くても、諦めずにぶつかってほしい。久保さんや檀野さん、僕や周りを驚かせて、そして相手をぎゃふんと言わせるつもりで。予想を遥かに超えてやろう。
同期へ。
いっぱい頼ります。よろしくね。焼肉はできれば1年後にしてください。
今年も、東京大学アイスホッケー部をよろしくお願いします!