【決意2025 Vol6】李 承珉

 

 

経済学部/世和高校
FW #13  李 承珉

 

いつも東京大学アイスホッケー部に多大なるご声援をいただき、誠にありがとうございます。

今年度の副将を務めさせていただきます、李承珉と申します。よろしくお願いいたします。

 

名前からも気づかれた方が多いと思いますが、僕は日本人ではありません。ハーフでも、日本生まれでもなく、今年日本に来て5年目となる、ただの留学生です。もちろん、日本の部活を経験したことはなく、先輩や同期にどう接すれば良いかも分かりませんでした。そんな僕に最後の一年、副将という重役を任せてくれた同期には感謝しかありません。

僕がこの部に入って過ごした三年間は「黄金時代」といっても過言ではないかなと思います。松井さん、中村さん、木村さんというリーダーを中心にスタメンの半分以上が経験者という、スポーツ推薦をとっていない大学としては豪華なメンツでした。毎年何らかの大会では優勝して、1部昇格戦を3年間2回も経験しました。

 

しかし、今年はデータで言うと一度でも優勝ができるとすら断言できません。経験者は去年の半分に減り、去年神奈川大学戦に出てたフォワードは半分以上引退しました。去年までは出場したことのない、大学始めのプレイヤーがチームをリードしていかなきゃならない状態です。

 

それにも関わらず、僕は我々が目標として挙げた「公式戦全勝」を成し遂げ、もう一度一部昇格戦の土俵に立てると、強く信じています。大学でアイスホッケーを始めたフォワード沼田、廣川、水田は去年公式戦で見事なゴールを決めました。ディフェンスの嗣丈と塚原は激しいチェックで相手を止め、ディフェンスラインの一人として役割を果たしてくれました。3年のプレイヤーたちもウエスト杯でもう試合に出る準備ができていると見せてくれ、2年生はその3年生たちを脅威するスピードで成長しています。

 

また、その目標を実現するために、僕は以下の二つを心がけます。

 

I「ONE FOR ALL」

 

去年に比べて竹本さん、尚紀さんのように個人技で得点できるプレイヤーは少なくなったこと、否定できません。だからこそ、みんなでチームのためにならなければなりません。

秋大会の昭和大学、七帝戦の九州大学は経験者の少ない中、どのように戦うべきか、見せてくれました。システムの中での守り、シンプルな攻め方でチーム全員として勝ちに行きましょう。

 

II「WHY NOT?」

 

もちろんデータ上は弱くなったかもしれません。他校も、今年は東大に勝てると思ってるでしょう。だからこそ、みんなチームとしても、個人としてもこれを頭に入れておきたいです。

 

チームとして、松井さんの代、中村さんの代、木村さんの代じゃなくて俺らでもできるんだ。

個人として、竹本さん、尚紀さん、澤邉、尾畑じゃなくて俺でもできるじゃん。俺がここで決めるんだ。

 

ということを常に意識しましょう。

この二つを基に、具体的な目標を上げさせていただきます。

 

I「公式戦全勝」

 

上の二つをちゃんと意識してやっていけばできます。まず春大会から全勝で優勝します。春合宿から頑張りましょう。

 

II「個人賞」

 

沼田と陸トレ帰りに話して、すごく刺さった目標です。どの大会でも個人賞とります。もちろん、澤邉もフォワード転向したのでより激しい競争となりましたが、絶対とります。

 

そのために、二つの具体的な約束。

 

I「毎週フリスケに行くか、ビジターに乗る」

 

ずっと問題とされてたスケーティング。今年はベストスケーターになります。少なくともチームで最も大きな成長を見せます。

 

II「毎週2回以上ジムに行く」

 

神大との試合でしみじみと感じました。俺は一部の体ではないと。スケーティングやハンドリングで負けてるのに、体で負けてたらそりゃ負けるわって思いました。毎週ジムにいって、一部リーガーのの体になります。ベンチ100kg目指します。

 

最後に

 

同期のみんな、後輩たちへ

 

絶対今年を歴史に残る一年にしましょう。

僕たちならできます。

 

檀野さん、久保さん、竹本さん、尚紀さんへ

 

今年もよろしくお願いします。

このチームの今年をコーチングしてくださること、後悔させないようにします。

 

OBOGの方々

 

僕たちがこんなに強くなれたこと、全てOBOGの方々のおかげです。いつも応援していただきありがとうございます。もっと応援してもらえるチームになります。