決意2019 VOL.7 #6 江口達也

久留米大学附設 FW#6 江口達也


 

「後輩が、その姿やプレーに影響を受けたり、目標としてくれるような部員となること」

これが4年生となった僕の決意です。その実現のため、一回一回の部活にはもちろん真摯に取り組みますし、練習中などで後輩を気にかけることも忘れません。そういう当たり前ではあるけれども、大切なことを着実に実行していきたいと思います。

要は、これまで自分が得たものを言語化して伝えたり、後ろ姿で引っ張ったりして後輩の目標となる、という単純なものですが、以下こう思った経緯についてお話ししたいと思います。

この部には僕が入部した頃からずっと受け継がれている「2部定着」という目標があります。その目標のもと、勝家さんの代も、輿石さんの代も、清水さんの代も、各代がそれぞれにしかできないやり方で皆を引っ張って下さいました。その中には実際に二部に昇格し、二部で勝ったこともありました。しかし、結果として東大は未だ二部のチームとなれていません。また、今年一年でそれを達成できるかと言われれば、現状の戦力を考えるとその可能性は高いとは言えないでしょう。そのような状況で、僕らは二部のチームに近づくために何ができるでしょうか。同期内での話し合いの結果は、数年後の後輩たちも二部のチームたるべき姿であるように風土・雰囲気まで含めたチームのあり方を見直してそれを継承し、後輩たちを重視した運営をしていくことだとなりました。確かに、部活動という形態において、自分たちの代の結果はもちろん、次代以降の結果を見据えた運営をするというのは欠かせませんし、そうすることが東大を二部のチームとするのに欠かせないというのはもっともなように思います。

 

 

運営の方針はそのようであるとして、そのために一プレーヤーとしての僕ができることは何でしょうか。僕にしかできない貢献とは何でしょう。方針決定以降は、そのようなことを考えていました。そしてこの決意提出の締め切りが迫る中、過去の先輩方の決意を読んでいると、とても共感できるエピソードを見つけました。それは「今までは先輩に求められることを着実にこなしてしまっていた。来年は自分で考えてプレーせねば。」というものです。意外と多くの方が似たようなことを書いていて驚くとともに、後輩たちには四年生になってからそう思うのではなく、何とかして早いうちにそう思えるようにあって欲しい、そうすれば東大アイスホッケー部はさらに個性に満ちた強い部になるのではないかと感じました。

 

 

自分で考えてのびのびプレーするためには、その前にまず求められるプレーや基礎スキルをできるようになる必要があります。これが出来ないうちから自分がやりたいプレーをしてもそれはチームスポーツとして成り立っておらず、そもそもプレーのアイデアも限られたものとなります。だから、後輩たちがより早くのびのびとプレーをできるようにするため、東大アイスホッケー部としてできるべき・やるべき基礎的なことを早く身につけるよう手助けをしなければいけません。それが、僕が今この部に一番貢献できることだと思いました。

僕は「経験者」という看板をもって入部したため、ありがたいことに早くから上級生と練習させてもらっていましたし、ほとんどの試合でベンチ入りできました。様々な相手との試合をし、成功も失敗も多くの経験を積みました。なんともヘラヘラしているように見えますが、嬉しい思いも悔しい思いもたくさんしました。勝家さんのように圧倒的な技術でみんなを引っ張ったり、手本となることはできないかもしれないけれど、このような意味で僕は「経験者」なのだなと思います。そしてこの経験は他の先輩や同期の犠牲の上で得られたものなので、部、特に後輩に還元していかなければなりません。僕には今までの経験をもって、東大アイスホッケー部としてやるべきことを、実感が伴うよう伝えていく責任があります。

 

 

もちろん、基礎ややるべきことを口で伝えていくだけでは不十分です。将来の自分をイメージする基準は必要でしょうし、モチベーションを引き出すために、多少なりとも後ろ姿で引っ張っていくことも必要でしょう。チームの一員として自らがやるべき努力やプレーは確実にしつつ、勝つためにのびのびと自分らしくプレーしていく。そういう姿を見て、後輩たちが「ああいうプレーのためにこの技術を伸ばそう」と刺激をうけたり、憧れとまでは言いませんがいつか乗り越える目標点としてモチベーションにしてくれるような存在となりたいと思います。

 

いつか全ての後輩に影響を与えられるよう、まずは自分の周りの一人の後輩から、自分の経験をもとに学んだことを伝えるとともに、人一倍やるべきことや求められることをしっかりとやりきり、誰よりも楽しそうにのびのびとプレーする姿を見せていきます。

 

最後になりますが、日頃より東大アイスホッケー部をご支援、ご指導いただいておりますOB・OG及び関係者の皆様に御礼申し上げます。今後とも変わらぬご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

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